ルームシェアと結婚

column_59

新しいスタイル

 
この春、進学や留学あるいは就職や転勤で住み慣れた場所を離れて新しい土地で新生活を送り始めている人も多いと思いますが。シェア時代の今日、「新生活もいままでとは違うかたちで過ごしたい。」と考えている人たちは友人や知人らと一緒に共同生活を送る、「ルームシェア」を選択していると訊きます。

今回は彼らの新しい考え方、「ルームシェア」について紹介いたします。

 
各国によって定義の違いはありますが、一般的に「ルームシェア」と云えば「同じ部屋を二人(以上)の人数が使う」のが常識。ただし住居の形態や共同生活を送る仲間の人数によっては呼び名が変わってきます。

たとえば一軒家を複数人で使用する場合は「シェアハウス」「シェアードハウス」と呼んだり、シェア仲間のことは「ハウスメイト」「ルームメイト」といった具合に。

 

新しいサービス

 
余談にはなりますが、近年はこの「ルームシェア」と「インターネット」をかけ合わせて「宿泊のためのシェアビジネス」が誕生しています。代表的な企業では「Airbnb(エアビーアンドビー)」が有名です。「B&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)」を文字っていることからお解りのように、世界中のユニークな宿泊施設をネットを通じて掲載したり予約することが出来ます。

 

人生をシェア

 
冒頭の「ルームシェア」を選択する人びとが増え始めている背景には一つのものを共有することでコストを安く済ませられる利点が挙げられますが、それだけでなく根底には喜びや発見を「他人と分かち合いた!」という考え方があるようです。

でも翻って考えてみれば、見ず知らずの他人同士が一緒になる『結婚』も根底は同じで「お互いの人生をシェア」する壮大な試みですよね。

やさしいコラム, 全ての記事, 読みものカテゴリーの記事