雨の結婚式

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気になる結婚式当日のお天気

 
結婚式を挙げる前のカップルの皆さんに、(少し意地悪な質問ですが)「当日のお天気がもし雨降りだったらどう思いますか?」とお訊きしたところ、半数以上の皆さんが「がっかりする」もしくは「参列者の意見が気になる」という答えが返ってきました。

結婚式の準備にたくさんの時間を費やしてきたカップルの皆さんであれば、「想像したくないシチュエーション」なのはよく解ります。

 

6月の花嫁

 
欧州では昔から6月に結婚式を挙げるとキリストの「復活祭(イースター)」と時期が重なって多くの祝福を受けられることからジューンブライドが定番となっていますが、日本ではちょうど梅雨の時期と重なって結婚式当日に雨降りの確率が高くなります。

ですので近年では年間で降雨量が最も少ない10月もしくは、桜の花が綺麗に咲く4月に結婚式を挙げる傾向が強まっています。

 

幸運の雨

 
ところが海外では実は雨降りの日は縁起が良い日として認識されています。フランスでは、新郎新婦の二人が涙を流さぬように「天が代わって泣いてくれている」と言い伝えられています。日本でも「雨降って地固まる」や「恵みの雨」など古くからことわざで雨降りをポジティブに捉えた言葉が残っています。

結婚式当日が雨降りでも気落ちせず、これで前向きに考えられれば良いですよね。

また「参列者の意見が気になる」という点もたしかにそうですが、事前に雨天のプランや演出を考えておいて、参列者の皆さんがさらに印象に残るような結婚式を挙げられたら良いと思います。大切なのは新郎新婦のお二人が祝福を受けて心から幸せでいることなのですから。

 

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