ツール・ド・フランス

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世界的な自転車ブーム

 
近年、日本でも健康志向やエコロジーの観点から通勤手段や行楽旅行に出かけるのに自転車を利用する人びとが増えてきました。海外の自転車人口もドイツやデンマークをはじめとする欧州諸国、中国やインドをはじめとするアジア諸国で増えてきています。

そして、そんな自転車好きの人なら誰もが一度は目にしてみたいと思う自転車レースがあるのを皆さんはご存知でしょうか?

 

自転車レースの最高峰

 
フランス語で『フランス一周』を意味する「ツール・ド・フランス」は、毎年7月に行われる自転車のプロ・ロードレースでフランスを中心にその周辺の国々が舞台となっています。

その歴史は100年以上と意外に長く、現在のレース内容は23日間の日程で行われ全部で21ステージのレースで構成されています。山岳や平地、タイムトライアルなどの多彩なステージがある中、レーサーたちは距離にして約3,300km以上を走り切ります。

「ツール・ド・フランス」の魅力は、何と云ってもスポンサーの名前を冠したチームが総合優勝を狙う攻防戦に尽きるでしょう。チームは各ステージ毎に戦略を立ててレースの展開を図りますが、レーサーももちろん個人成績を気にしながら走って行きます。また総合成績が1位のレーサーにはマイヨ・ジョーヌと呼ばれる黄色いジャージが与えられるのも印象的な場面の一つです。

 

自転車ドライブのすすめ(笑)

 
2014年の大会で活躍したフランス人のレーサーは総合成績が1位で念願の黄色いジャージ、マイヨジョーヌに身を包みましたが。その時、祝福の場にいた彼女とめでたくゴールイン。二人の結婚式では参列者が自転車のホイールで花道を作るという一幕もありました。

皆さんも今年の夏は親しい人を誘ってツーリングに出かけてみてはいかがでしょうか? 自転車でつながる愛もあるかもしれません。

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