田舎のきおく

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『田舎』と聞いて都会に住んでいる皆さんの中にはすぐに、「ダサい」「不便そう」「仕事がない」といったネガティブなイメージを持たれる方と、「シンプル」「自然に溢れている」「地方創生」といったポジティブなイメージを持たれる方との二派に分かれるかと思います。

 
実際、『田舎』(=地方)から都会に移り住んできた人たちにお話を聞くと、自嘲気味に「何もない(土地)ですから。」と仰るのですが、最近では事情が変わってきていて都会に住んでいる人たちが『田舎』に移り住むいわゆる、「I&Uターン」ブームがひそかに起きています。

 
全国の地方自治体では人口が減少している地域の過疎化に歯止めをかけようと、積極的に「田舎暮らし体験」の参加者を募集しています。
プログラムに参加した人たちは都会にはない「スローライフ」を存分に味わい、中にはそのまま『田舎』(=地方)に「移住」を決める方もいます。

 
『田舎』(=地方)出身者にとっては素朴な「ふるさと」ですが、短絡的なイメージに捉われずに『田舎』を見つめ直せば「I&Uターン」ブームも一過性のもので終わらないはずです。

 
この機会に皆さんも「不便さ」を愉しんでみてはいかがでしょうか?
たとえば薪を割るような生活を。

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