6月の花嫁
“6月に結婚した花嫁は幸せになれる”という「ジューンブライド」
ヨーロッパを起源とする言い伝えですが、由来には諸説あり、「ローマ神話で結婚を司る女神とされる『JUNO』の名がついた月だから」「ヨーロッパでは晴天続きの初夏にあたる季節だから」「農作業が一段落する時期だった」といった説が有名です。
日本でも、ジューンブライドに憧れを抱く花嫁が少なくありません。
しかし、ご存知の通り、日本は梅雨シーズンの真っ只中。当日に雨が降ってしまえば、新郎新婦はもちろん、足元が悪いなか会場へ足を運んでくれるゲストにとっても、負担が大きくなってしまいます。ちょっと躊躇してしまうかもしれませんね。
ゲストの負担については、最寄り駅から近い全天候型の会場を選ぶ、引出物はコンパクトにまとめるといった工夫や配慮で軽減するとして……
雨ならではの演出を考えて、ジューンブライドを楽しんでしまうというのも一つの手です。
雨を楽しむ!
例えば、ウエディング用の傘を使った演出はいかがでしょう?
2人で入れる大きなサイズと、ウエディングドレスとマッチするデザインが特徴です。大きな傘なら“相合傘”がしやすいですし、ウエディングドレスを濡らさずに済みますね。白いフリルのついたものや、リボンでデコレーションしたもの、ハート型のものと、コーディネイトの一部として楽しめる商品が数多くつくられています。
傘をウェルカムボードや装飾の代わりに利用したり、お色直しの後に傘を差して登場したり、演出の小道具として活用しても良いでしょう。
アジサイのブーケ
紫陽花やシャクヤクといった6月に最盛期を迎える花を、会場の装飾やウエディングブーケに使えることも、楽しみの一つ。中でもシャクヤクは、世界三大美女の一人である小野小町に愛されたことで知られ、立ち振る舞いの美しい人を連想させる人気の花です。
フランスには「Mariage pluvieux mariage heureux !(雨の日の結婚式は幸運をもたらす)」ということわざがあるそうです。
雨が降りそうだからと悲観せず、アイディアを活かして素晴らしい思い出にしたいですね。