結婚式の撮影をプロに頼む理由

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後悔しない結婚式

 
会場の契約に衣装の予約、引き出物や招待状も準備しないと…。これから結婚式をしようと計画している新郎新婦さんの多くが、増え続ける予算に頭を悩ませているのではないでしょうか?

「何かの費用を削らなければ」と思った時、写真や動画の撮影を、友人や親戚などのゲストに頼もうと考える方が少なくありません。最近のカメラは高性能ですから、撮る側もお願いする側も「何とかなる」と考えがちです。果たして、本当にそうなのでしょうか?

 

★結婚式の撮影をゲストに頼んではいけない3つの理由?

 
その1、頼まれたゲストは、式を楽しめない!

もし、ゲストのどなたかに「出席するついでに写真を撮ってもらおう」と考えているとしたら、もういちど考え直した方が良いかもしれません。頼まれた方は、式の進行が進むたびに立ち上がって良いポジションにつき、カメラを構えなければならない訳ですから、撮影で手一杯になり、食事もあまり取れないでしょう。

スピーチや受付をお願いするケースと異なり、式の始めから終わりまで拘束してしまうことになりますので、気が休まる時がないことを認識しましょう。

 
その2、結婚式あるある…友人カメラマンのトラブル!

ゲストに撮影を頼んだものの、思い描いていた写真が撮れていなかったというケースが後を絶ちません。「お酒を飲み過ぎてしまい、披露宴の後半は全く撮影できていなかった」という失敗談や、「メモリーカードが一杯になってしまった」「バッテリーが切れてしまった」「カメラが壊れた」といった各種トラブル。

十分に備えて精一杯撮影してもらった場合でも、「近しいゲストばかり撮影していて内容に偏りがある」「決定的瞬間を取り逃している」といったことが、どうしても起こります。「写真や映像が残っていなくても構わない」と割り切れる場合は問題ありませんが、結婚式や披露宴をやり直す訳にもいきませんので、“苦い思い出”になりがちなのです。

 
その3、ウェディングの撮影はとっても難しい!

これは、筆者の仕事仲間の話なのですが……。彼は雑誌の編集者。自分の結婚式の際、いつも取材に同行してもらっているカメラマンに撮影を依頼したそうです。しかし、後日撮影データを見ると、半分以上の写真が使い物にならなかったのだとか。プロにお願いしたのに「なぜ?」と思ってしまいますよね。

実は、一口にプロのカメラマンと言っても、報道写真専門の人、「ブツ撮り」と言われる商品が専門の人、飲食系が得意な人、建物に特化している人、風景を撮り続けている人など様々です。専門分野により、必要なスキルも、使用する機材も異なるのです。

ウェディング撮影の場合、暗い披露宴会場で手ブレせず、新郎新婦にピントを合わせ、指輪交換や誓いのキス、ケーキカットなど決定的な瞬間を捉えることが求められます。もちろん、綺麗に見えるアングルや、光の当たり方も計算に入れて撮影します。

同時に、ゲストに気を配り、会場スタッフと連携をとりながら臨機応変に動くことも大切です。プロフェッショナルのカメラマンとして写真を撮っている人でも、専門が異なると全く畑違いの難しさに困るケースが少なくないのです。

 

ウェディング・カメラマンに頼む安心感

 
経験を積んだプロに撮影を依頼する料金は、決して安くありません。しかし、ゲストや会場スタッフへの配慮を欠かさず、質の高い写真や映像を残してくれる安心感は、想像以上に大きいものです。

もちろん、気心の知れた友人だからこそ撮れる表情や風景もあるでしょう。それは手の空いている時に“無理のない範囲”で撮影してもらい、メインはプロにお任せしませんか? きっと良い「記録」と「記憶」ができますよ。

 

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