アテンド…付き添ってお世話すること
ウェディングに関わるスタッフと言えば、ウェディングプランナーや司会者、ヘアメイク、カメラマンなど様々ですが、その中に「アテンドさん」と呼ばれるスタッフがいるのをご存知ですか?
「アテンダー」「介添え」などとも言われ、結婚式や披露宴当日、新郎新婦に付き添い、身の回りのお世話をしてくれます。欧米では「ブライズメイド」が同様の役割を務め、イギリスでは小さなお子様の付添を「アテンド」と呼ぶそうです。
結婚式の会場を決めて見積もりを出して貰う際に初めて「アテンド料」という項目を目にして「何でお金が掛かるの?」と疑問に思う方も少なくないようですが、着慣れないドレスを身に着けて動くのもひと苦労な花嫁に寄り添い、至るところで「アテンド」してくれます。
縁の下の力持ち
バックヤードへ入る度に、重く長いドレスの裾を持ったり、ベールを直したりしながら誘導してくれます。会場の特徴を把握しているので、段差や滑りやすい場所で手を差し伸べてくれますし、身動きが取りづらいドレス姿でもリラックスしやすいように、椅子をひいたり、飲み物にストローを差して出してくれたり、必要のない時にブーケやグローブを預かってくれたり…。
クオリティの高い写真が撮れるように、見せ場でドレスの裾を広げ、シルエットに配慮してくれることも。挙げ出すとキリがないほど、隅々まで気を配ってくれるのです。
頼れる相談相手
このように、様々な気配りをしてくれるアテンドさん。とくに大切なお仕事は「花嫁の心のケア」かもしれません。「あと何分で挙式が始まるの?」「スピーチが上手くいくか不安」「ちょっと体調が悪いのだけど……」など、疑問や不安が頭をよぎっても、アテンドさんが隣にいれば気軽に相談でき、心が軽くなるでしょう。
内訳にアテンドの項目がない場合、ヘアメイクさんが兼任してくれるケースもあるようです。身だしなみやタイムスケジュールの管理はプロにお任せして、当日は「結婚式、披露宴を楽しむこと」に専念して、素敵な思い出をたくさん作って下さいね!