不思議な形
オールドファッション、フレンチクルーラー、シナモン、シュガー……とメニューを挙げれば何のことかもうお判りですよね?そう、ドーナツのことです。よほど嫌いな人でなければ、一度は皆さんここに挙げたドーナツを食べたことがあると思いますが、今回はドーナツにまつわるお話をいたします。
ところで皆さんはドーナツの真ん中に穴が空いている理由ってご存知でしょうか?
ちなみにドーナツの名前の由来ですが、「ドー」がお菓子の生地のことで「ナツ」は文字通り木の実のナッツを意味しています。形もねじってあったり棒状のタイプもあったり、味もチョコレートやハチミツをかけたものまでそのバリエーションは豊富ですが、元々はお菓子の生地にナッツを練り込んで作られていたのが原型で、17世紀のオランダで食べられていたスイーツが始まりです。
ハンソンくんの大発明!
そしてドーナツの真ん中に初めて穴を空けた発明者は、1847年にアメリカ・メイン州の町に住んでいた15歳の少年ハンソン・グレゴリーくん(笑)パン屋さんの見習いをしていた彼がある日、揚げパンを作っている時に「パンの真ん中に穴を空けたら、熱が伝わりやすくなるかも!」と行動に移して、実際に揚がる時間も短くなり食べやすくなったのが「ドーナツ誕生」の瞬間でした。
この「ドーナツ誕生」については諸説ありますが、人びとの心を掴むスイーツであることに変わりはありません。日本はもとより海外でも人気のあるドーナツですが、最近のトレンドではウェディング・ケーキに代わって、色とりどりのドーナツをタワー状に積み重ねた「ドーナツ・タワー」もあるようです。登場しただけで心を掴まれてしまいますよね!?
※ドーナツ写真は、合成着色料・保存料・化学調味料・人工甘味料は使用しない、自然素材にこだわった手づくりドーナッツで有名な「ドーナッツプラント」さんのドーナツです。
http://www.doughnutplant.jp/