結婚後の生活を新婚夫婦に訊ねると「概ね順調だ!」と云う意見もある中で「少し不安だ…」と洩らす方もいらっしゃいます。その不安な部分で多いのが「両家が関わる(年中)行事」で、話をよく訊いてみると両家の価値観の違いが関係していました。「両家が関わる(年中)行事」には年始の挨拶やお中元(・お歳暮)、お盆の帰省や法事・お墓参りなどが主に挙げられます。
昔からお正月の年始の挨拶は旦那さんの実家から訪問するのが基本となっていますが現在は両家の都合で決めているようです。お盆の帰省も同様の考えがありますが最近は前もって連絡をとって訪問日を決めておき順序は重要視していないのが現状です。ただ訪問時は以前のような「お客様」という立場ではなく、食事の支度を始めそのお宅の手伝いは進んで行うと良いでしょう。
お中元(・お歳暮)については年中「お世話になった方」に贈りますが、最近では自分の親に贈る人も増えていると訊きます。贈り物の内容ですがその相手の「嗜好」を汲んで喜ばれる品物を用意し、日ごろの感謝の気持ちが伝わるように贈りましょう。
母の日・父の日も両家の親に心のこもった贈り物を渡しますが、費用に差が出ないようにプレゼントは同額を意識しましょう。
最後に法事・お墓参りですが両家の宗教観も違いますので場合によっては(年中)行事に対して形式的な考えかもしれません。事前に相手のお宅に伺いを立てて考えを知っておきましょう。また、その他にも子どもが生まれたらお初参りや七五三など、「両家が関わる(年中)行事」は増えてゆきますからその都度、両家の価値観の違いを把握して不安要素を少しでも取り除いておくとなにかと安心ですね。