住みたい街ナンバーワン!
近年、アメリカの北西部の都市「ポートランド」に注目が集まっていますが、流行りのサードウェーブ・コーヒーショップだけが売りでもないようです。
全米のアンケートでは若者たちの間で「いまもっとも住みたい場所」で一位を獲得しています。その背景には街のある『工夫』が関係していると聞きます。
いろんなアイデアで街づくり
街区の各ブロックは縮小サイズ(通常の約半分)で、市民が歩きやすい『工夫』が施されています。そこにチェーン・ストアではない地元の飲食店やベンチャー企業が軒を連ねています。
また街の公共交通機関としてストリート・カー(路面電車)を走らせて中心部への車の通行や乗り入れを制限しています。
今でこそ「コンパクト・シティー」と呼ばれて各国の都市開発担当者が視察で訪れない日はないくらい有名になりましたが、昔は深刻な大気汚染や郊外への人口流出で悩む時期もありました。
そこから行政と地元の企業と市民が本気で立ち上がって、人や環境にやさしい街づくりを目指すことになったのです。
故郷でのウェディング
時間はかかったものの「ポートランド」はサスティナブル(持続可能)な生活が出来るまでに成長しましたが、街や市民が取り組んできた『工夫』は、いたって普通の考え方です。
彼らの「地元愛」を見習って、ウェディングの会場選びには、地元の結婚式場やレストランを優先してみるのも一つの『工夫』かもしれませんね。