邪悪なものから身を守る意味合いがあるという「ウェディング・ベール」
これから結婚式を挙げる花嫁の皆さんは、どのように選んでいるのでしょうか?
選び方のコツ
ドレスをいかに引き立ててくれるのか、予定しているヘアアレンジとマッチするかなど、デザインを気にする方はとても多いと思います。
ドレスを目立たせるためにシンプルなタイプを選んでも良いですし、レース仕立ての可愛らしいデザインを選び、華やかにまとめても素敵です。
ドレスはレンタルでも、ベールは「顔に触れるものだから」と購入する方も多いようです。雑貨や子供服にリメイクする楽しみもありますね。
挙式での感動シーン
そんなベールが主役となるイベントがあります。それは「ベールダウン」お父様とバージンロードを歩く前、お母様にベールを下ろしてもらう儀式です。
バージンロードに比べて認知度が低く、省略してしまう方も多いのですが、ベールを下ろしてもらうことで独身の人生に幕を閉じる「母親の最後の仕事」と言われています。
ベールを下ろしてもらう瞬間、花嫁も母親も思い出がこみ上げ、結婚する実感を噛みしめる方が多いようで、取り入れた先輩花嫁の多くから「やって良かった!」「感動した!」という声が挙がっています。
和装の時は…
顔に掛からないマリアベールを装着する場合「取り入れることが難しい」と諦めてしまうケースが多いようですが、ブーケを手渡してもらう、ネックレスやイヤリングを付けてもらうといった方法でもお母様との大切なひとときを紡ぐことができます。
また、神前式の場合は、その名の通り母が娘の唇に紅を差す「紅差しの儀」や胸元に懐剣を差して飾る「懐剣の儀」といった儀式でお母様との時間を持つと良いでしょう。
結婚式は、家族に感謝を伝えられる絶好の機会。「ありがとう」の気持ちを込めて、ベールダウンを取り入れてみてはいかがでしょうか?