緊張のあいさつ
誰しもが、結婚式を挙げる側ではなく出席する側で、新郎新婦から友人代表としてスピーチをお願いされるケースがありますね。おめでたい席でのスピーチですから気持ちを込めて挨拶して、会場に集まった出席者の方々の祝福ムードを高めたいところです。
また結婚式独特のマナーやNGワードも当然ありますので、慣れない状況で緊張しないでスピーチを成功させるのは一苦労です。
結婚式スピーチでの常識は?
結婚式のようなおめでたい席では「別れる」「終わる」「壊れる」「切れる」「割れる」などの忌み言葉を使うのはタブーです。また「ますます」「いろいろ」「しばしば」「いよいよ」「返す返す」などの重ね言葉も”結婚が繰り返される”イメージがあり、離婚や死別を意味するので縁起が悪いとされています。スピーチをする前に話す内容を書き出しておくと良いでしょう。
スピーチの内容も新郎新婦に承諾をとっていたとしても過去の暴露話や恋愛話は良い印象を持たれないので避けた方が無難です。話し方もいくら友人関係とはいえくだけた表現は使わずに、会場にいる出席者が安心して聞くことが出来る内容がスマートです。スピーチの時間は媒酌人なら8~10分、主賓挨拶なら3~5分、友人挨拶の場合は2~3分とあくまで目安ですが決まっているようで。
大切なことを忘れずに!
ここまでスピーチの内容について紹介してきましたが、それ以外のところで気をつけたいのは当日の動作や態度です。司会者から名前を呼ばれたら、ひとまずはその場で起立一礼をして、マイクの前に立った際も会場にいる出席者の方々に一礼をしましょう。スピーチの内容ばかりに気をとられていると、これらの所作をついつい忘れてしまいがちです。
焦らずにゆったりと、背筋を伸ばして両足の踵に体重をかけて話すと緊張が解れます。あとは、素直にお祝いの気持ちを伝えましょう!