忘れがちなケア
待ちに待った結婚式まであとわずか。会場を押さえて、指輪を購入して、衣装を準備して……。着々と準備を進めている中で忘れがちなのが、自分の美しさに磨きを掛けること。ブライダルエステやネイルサロンへ行く方は少なくないと思いますし、ヘアセットやメイクは当日、プロが最善を尽くしてくれるでしょう。しかし、何か忘れていませんか?
純白のウエディングドレスを身にまとい、にっこりとほほ笑んだら……。「歯が黄色い」「着色汚れが目立つ」など、歯のケア不足に気付き、挙式当日になって後悔したという声が多いようです。それでは、いつ頃、どんなケアをすれば良いのでしょうか?
いろんなメンテナンス
歯のクリーニングには、実にさまざまな種類があります。
まずは「エアーフロークリーニング」。歯の表面を傷つけず、タバコのヤニや茶しぶなどの汚れを除去する方法です。歯を白くする効果はありませんが、歯の表面を傷つけることなく、自然できれいにしてもらえます。汚れが蓄積している場合は、「研磨剤」も併用することで、歯の表面を滑らかに磨き上げることができます。
歯垢が長期間付着した状態で膜を張ってしまうと、簡単に汚れを除去することができません。そういった場合は、「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning )」という手法で除去します。古いプラークを視覚化する染め出しを行、色が変わった部分を専門の機械で徹底的にクリーニング。歯垢が石灰化してしまっている場合は、「スケーリング」を行います。
そして、皆さんが歯を美しくする方法として真っ先にイメージするであろう、「ホワイトニング」。大きく分けて、歯科医院で施術をしてもらう「オフィスホワイトニング」と、マウスピースと薬剤を使用して自宅で行う「ホームホワイトニング」があります。オフィスホワイトニングは、高濃度の漂白剤を使用するため、1度で大きな効果を期待できます。
ホームホワイトニングは低濃度の漂白剤により少しずつ白くしていくため、時間が掛かります。それぞれに長所短所があり、併用する方も少なくありません。挙式までに白くしたければ、遅くとも1か月前には始める必要があるでしょう。
歯マニュキュア
挙式直前で「もう間に合わない!」という方は、歯のマニキュアを利用するのも手です。あくまで応急処置ですが、気になる部分を簡単に目立たなくできますので、一考の余地があります。
ホワイトニングに使用する薬は、歯の状態によって染みることがあります。万全の状態で挙式当日を迎えるために、ホワイトニングをする場合は数日前に終わらせるように、注意して下さいね。