ケーキのきおく

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街歩きをしていると、通りで行列が出来ているのを見かけることがあります。中には結構長い列もあって「いったい、何の行列なのだろう?」と興味本位で列の先を辿ったら、パンケーキ屋さんに繋がっていたなんていう経験をしたことは皆さんありませんか?パンケーキに限った話ではありませんが、私たちはなぜ、これほどまでケーキに魅せられるのでしょう?

 
それにはどうも「祝祭的な体験」と関係があるようです。たとえば誕生日やウェディング、記念日やデートの席等、実に様々なシーンでケーキは登場します。
 
一口にケーキと云っても、いろいろな種類があります。馴染み深いスポンジケーキ、人気のチーズケーキにフルーツケーキ、最近だとオーガニック・ケーキ等、挙げれば切りがありません。

 
もともとは、「贅沢なパン」として古くから親しまれてきたと聞きます。小さなお子さまがいらっしゃる方でしたら人参や(今の季節だと)かぼちゃのケーキを作る姿が、カップルのお二人ならレストラン・ディナーのあとでデザートを選ぶ姿、結婚式の披露宴でウェディングケーキにナイフを入れる新郎新婦さんの姿が想像できます。いろんな体験の中に、たくさんのケーキがありますが「人生を彩るその時のケーキ」はその瞬間この世に1つだけです。

 
パンケーキ屋の前で甘い香りを鼻先に感じていたら、急に小腹が空いてくるかもしれません。そのまま行列に並んでも良いですし、週末にオーブンを使って何か焼くのも素敵です。親しい友人や大切な人を交えて、皆さんだけの「贅沢なパン」を愉しむひと時を。

 

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